小豆味噌作り

おだやかな初春をご家族でお迎えのことと存じます。

年末に友人の主催する小豆味噌作り教室に招かれ、小豆味噌をしこみました。

通常のお味噌は熟成期間が半年~1年かかりますが、小豆ならおよそ2~4週間で食べられます。

腎臓の形に似た小豆は、腎臓のはたらきを高め、血液の浄化、利尿作用を促し、むくみを改善します。腎臓はホルモン系・泌尿生殖器系・免疫系とも密接な関りがあるため、婦人科系のトラブルや膀胱炎、糖尿病予防にも効果があります。解毒のはたらきをする腎臓は体内の水分調整や肌・髪の色・耳・脳・骨や歯、生理機能にも影響が出ます。

【材料】(できあがり約1kg)
麹 500g
小豆 250g 豆が小さいほうがより陽性です
塩 110g お好みの自然塩を使いましょう(海外の未精製塩はカビの原因になるのでおすすめしません)

【作り方】

今回は玄米麹を使います
麹と塩を拝み洗い

麹と塩をまんべんなく混ぜていきます。

小豆がゆであがってきました
先ほどの麹を小豆に混ぜます
団子状にします

麹と小豆を混ぜたタネを団子状にして、ジップロックの中に空気を入れないように敷きつめていきます。

小豆味噌は発酵期間が短いほうが小豆本来の香りと甘味が強いのが特徴。熟成が進むにつれて普通の味噌に風味が近づいていきます。短期熟成味噌なので一年中いつでもしこめるのもうれしいですね。

仕込み後、夏は約2週間、冬は約4週間後からおいしく食べられます。そのまま2ヵ月~半年と発酵熟成させてもよいでしょう。好みの味になったら冷蔵してゆっくり熟成させます。塩分が少なめなので1年程度で食べきりましょう。

できあがりはこんな感じです

小豆味噌は、普通の味噌と同様に使えますが、塩分少なめのレシピなので、そのままディップにするのもおすすめ。味噌汁、お雑煮、田楽、味噌炒めなど、いろいろな料理に使ってみましょう。

焼いたお餅にディップにしていただきましたが、とってもおいしかったですよ。