熱中症?エコノミークラス症候群?夏血栓?

昨日、秋田に巡業中の貴乃花親方が、突然意識を失って倒れたという報道がありました。
屋外での稽古の指導中に突意識を失って倒れ、目を開いた状態で呼びかけにも応答しなかったようです。そばにいた人が「けいれんして意識がない」と110番に通報。救急車にストレッチャーで乗り込む時には、意識も回復して「だいじょうぶ」と言われたとのこと。
熱中症かとも思われましたが、一部報道では夏血栓ではないかと言われています。

実はわたし、先日これとまったく同じことを目の当たりにしたのです。

倒れたのは父でした。

お盆なので米子に帰ってお墓参りなどをしたのですが、福岡に帰る日に父が玄関の植木の剪定をしていたのです。猛暑によって半分枯れていた植木を30分以上かけてずーっと切っていました。

一通り剪定を終え、父が家の横の通路に入ってきたかと思ったら、何か様子がおかしい!
腕がけいれんしてて、意識がもうろうとしてるので、通路の掃き出し窓に座らせたら、そのまま倒れこみました。

力の入らない人間を動かすことの難しいこと!食も細くなって体重も軽くなった父ですが、うまく介助もできず

その日は曇っていてさほど暑くなかったのですが、外で同じ作業を続けたので父はじんわり汗をかいていました。首の後ろを氷タオルで冷やして、お水を飲んでもらうと、回復したようでした。

念のためOS-1を買ってきたら、既に自転車で出かけていました(@_@;)

パッと熱中症を思いついたけど、もしかしたらエコノミークラス症候群か夏血栓だったのかも…

夏血栓というのは、熱中症とよく似た症状で脱水状態から夏に起きやすい血管の病気です。
先日うちのスタッフがブログにしてくれていたばかりです。

ひとまず、自転車に乗れたんならよかった

元気だとタカをくくっていたけど、父ももう94歳。

元気だけどふとしたことで転倒するというので、今回は転ばないように(嫌がる父の)手を引いてあげたり、気をつけていたつもりでした。
もう、無理はきかないですね。ついつい父はやりすぎてしまうので、そこが気がかりです。

夏血栓の治療は、血管に詰まってしまった血栓を溶かすことになります。熱中症のように冷やして休息するなどではよくなりませんので、早めに病院を受診することが肝要です。

…しかし父は病院にも行きたがらないので、時間はかかるでしょうが自然に良くなることを祈るばかりです。